今回の川揚がりで、私は『Pot Duang』と言う貨幣を初めて手にしました。ゆえ、貨幣に関しては資料も無く素人同然ですので、うんちくは知りうる範囲でご紹介します。『Pot Duang』の歴史は古く、スコータイ時代(13世紀~15世紀)から、アユタヤ全時代、トンブリー時代を経てラーマ4世の在位(1851年~1868年)のラッタナー・コーシン時代まで続き、最後の回収を終えたのが、ラーマ5世の1904年と言われていますので、延々600年~700年間近くも流通していた貨幣です。貝のような基本的な形態はあまり変化しないものの、各時代に様々な特徴のある極印が型打ちされています。
ポムさんの先代が川揚がりで蒐集していた『Pot Duang』を、4点程買いました。いずれもアユタヤ期に属するものであるとのことです。小さな凹みや擦傷が多く見られることから、川揚がり間違いなしと思われます。私の悪い癖で、磨き上げてしまいましたので、オリジナルを損ねている!と思われた方にはゴメンナサイ。また、写真は15Xで定まりませんデス。
まず、象さんの型打ち面から。鼻と足が長く、胴体が細身です。象さんの側面にある巻貝の型打ち面です(但し右上は象さんのみです)。開口面です。指先で折り曲げたような、平坦な部分があります。大きさはスケールを参考にして下さい。さて、今回川から揚がったPot Duangですが。。スパンクヮイでプラ屋さんに手渡すと、丸い入れ物に納めてくれました。ワンダースリーのタイヤの乗り物(ふる~)を思い出してしまいました。こうなりました。プラボン・チャンタ・ローイ(丸いお月様のような神様)のようですね。また、日泰の銀に関して興味深い資料がありました。それは『唐船帆帰荷物買渡帳』で、1682年暹羅線荷物に銀製品3,000匁、丁銀30,000匁、1718年に6,000匁、1724年に1,600匁を輸出していますが、これは『銀食器と貨幣製作のためである。』とされています。つまり日本から銀を大量に輸出して、暹羅で貨幣を製造していると言う訳ですから、今回はまぁ、里帰りとも言えなくはないですよね。石見銀山製かも・・とか考えると、17~18世紀にかけての日泰のグローバルな交易の世界が垣間見えてきますね。







この記事へのコメント
hillsidecnx
nazonazo
ぷらわっさ
コメントありがとうございました。
価値判断が定かではない感がありますが、率直にありがとうございます。珍品と言う訳ではないと思いますが、タイ骨董の蒐集範囲がまた一つ広がった感じがあります。
ぷらわっさ
コメントありがとうございました。
本気になって探せば、きっとスコータイ時代のPot Duangも見つかるのかもしれませんが、この世界も奥が深い!でも日本ではあまり知られていない、資料が無い!とはどうゆうこっちゃと言いたいですね。「東南アジアのPot Duang」を本にしたら当たりそうな気もするのですが。。
ぷらわっさ
ブログ気持玉ありがとうございました。