青唐津茶碗 ~松浦系唐津窯?~

福岡市内骨董店から購入した青唐津茶碗です。ご主人はこの茶碗に何か疑問を感じ売りたくなさそうでしたが、私は自分の直感を信じて、「譲って下さい。それから考えてみることにしますから・・。」と説き伏せ、少し安く売っていただきました。青唐津茶碗は口縁部1/6程を欠損し復元された他は完存です。やや重みがあり、口径11.1㎝、器高は大きく傾いて5.9㎝から6.9㎝、高台部の高さ0.7㎝、高台部底径4.6㎝、体部中央部付近の厚さ0.6㎝を測ります。茶碗の作為が見られる青唐津で、色調は、器内面と外面口縁部から底部付近までやや濃い青緑色を発色しています。器外面の釉止まりの部分は少し盛り上がり、カセが見られます。また器内面底部施釉部は細かいスレが見られ、使用していたと思われます。器外面高台部は無釉、やや暗い褐色の土味で、少し粘性の強いねっとりした陶土を使用しています。類似した陶土を調べてみると、岸岳系より色調が濃く粘着性があり、武雄系より色調が薄い感じがしましたので、産地は松浦系に着目しました。その松浦系では焼山、甕屋の谷、道園、阿房谷、藤の川内の区間、記した窯群はいずれも青唐津を産していて、有力ではないかと考えています。帰属年代は、17世紀前半頃ではないかと思っています。
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お茶を点てて数人に飲んで頂いたところ、「味わいがある」と喜ばれました。でも今の茶筅、古唐津には少し大きいような・・。
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